適応障害と向き合って

ストレスフリーな生活を目指すエンジニアの活動日記。

ピョートル著 "ニューエリート” を読んで。

こんにちわ。ロコです。

 

先日本屋に立ち寄った折に、ちょっと気になるタイトルの本が売られていました。

題名は、"ニューエリート”。著者は、ピョートル。(※ベルリッツ→モルガン・スタンレー→グーグルを渡り歩き、人材育成と組織開発、リーダーシップ開発などの分野で活躍されている方のようです)

人生の目的を失っている自分にとっては、何かしら得られるのではと感じ、読んでみましたので、今回はこの本を読んだ感想をお伝えしたいと思います。

 

 

 

1.気になった部分とその感想(”ニューエリート”より抜粋)

成功の定義について

ピョートル氏は、成功の定義は”持続的に成長していること”と述べています。ある地位に落ち着かず、常に変化していっている人とも言えるかもしれません。

でもこれができる人って、確固たる自分の信念を持っている人、つまり目的を持って生きている人で勇気がある人のような気がします。目的なき人は安定志向で変化を好みませんし、目的が見つかっていてもリスクを恐れて踏み出せないことも多いのではないでしょうか。

うーん、とにかく疲れる時代に生きているなという感じを受けました。そんなにしてまで頑張って生きなきゃいけないのでしょうか・・・。

ニューエリートって?

以下のような特徴を持った方々をニューエリートと称しています。

  1. 性質:利他主義
  2. 要望:インパクト・社会貢献
  3. 行動:学習主義
  4. 人間関係:オープン
  5. 考え方:新しい原則を作る
  6. 消費行動:ミニマリズム 

確かに近年、社会貢献を軸に活動している方々が増えてきているようにも思えます。非常にいい時代の流れだと思います。私も何かしらそのような活動に係わってみたいと強く思いました。

これからの働き方について

”これからの働き方のステージは、クリエイティブエコノミー(work3.0)です。”と書かれていて、そのステージで必要とされるのは情熱、創造性、率先だそうです。

これについては、どの時代も必要とされていることだと思いますので、そこまで昔と違いはないのかなと思いました。

働かなくてもいい時代の成功

ベーシックインカムの時代が到来して、働かなくてもいい時代の成功は?という面白い視点での成功についても以下のように述べられていました。

・大きな問題を解決できる人

・コミュニティを作れる人

・社会貢献をしている人

・フォロワーが多い人

確かに今の時代を象徴している成功者の例ですね。SNSの力を利用することは非常に重要だということがよくわかりますね。でも恥ずかしくて利用できないと思っている方や、そんな時間が取れない、ビジネスアイデアが生まれないという方が大半で、そこを突き抜けるかどうかが成功者への道のりなのでしょう。

自分がプロになる近道について

ちょっと目に鱗だったのがこの部分です。当たり前のことですが、その道で成功したいのであれば、その道のプロに学ぶことが最も効率的ということです。

つまり、私的な解釈を申しますと、やり遂げたい人生の目標があって、今の会社ではそのことについて学べない。もしくはその道のプロがいない場合は、その道のプロがいる場所に移ることも検討した方がいいという事になるかと。

今の職場でくすぶっている方は、このことを意識すれば絶対次のステップに行けると思います。

マインドフルネス・イン・アクション

 本には ”面白がる精神は、一瞬一瞬の出来事に注目するところから始まります。注目して、面白がる。そして、そのシチュエーションを建設的な方向に持っていくことを考える。” このスタンスをマインドフルネス・イン・アクションと呼ぶと書かれています。著者はマインドフルネスはよく瞑想して終わってしまい、建設的な方向に持っていくアクションが欠落しているため、不十分だと述べています。

確かにその通りかもしれませんが、マインドフルネスをするという事は、疲れ切っていますので、アクションに辿り着くまでに時間が掛かるかと。無理にアクションをくっつけなくても・・・と思ってしまいました。

グーグルの採用基準

グーグルの採用基準は「T字型人材」→「π型人材」→「H型人材」(現在)と移り変わっているようです。「H型人材」は強い専門性が一つあり、他の人の専門性と繋ぐ横棒を持ち、別の専門のコミュニティと繋がることでHになるという、人と繋がりやすい人材を表しているそうです。

”人との繋がりやすさ”が重要視されるようになってきているようですね。これは言い換えるとコミュニケーション力なのかもしれません。しかし、求める能力が時代によって変わってくることがよく分かりますね。

4つのエネルギーレベルを管理する

グーグルにはManaging Your Energyという、自己エネルギーを管理するための研修があり、以下4つのエネルギーを整えることで、イノベーティブな仕事が可能になるとのこと。

①phisical energy  体のエネルギー

②emotional energy 感情のエネルギー

③mental energy   集中のエネルギー

④spiritual energy  生きることの意義からくるエネルギー

 私の場合は④のエネルギーのウエイトが大きく、それが今空っぽになってしまったため、休職してしまいました。すべてのエネルギーを整えるというよりは、ウェイトの大きいエネルギーを優先して整えた方がよいと思います。

2.まとめ

今までの自己啓発本と違うところ

偉人ではなく、身近な小さな成功者の話を挙げて説明してくれているところがすごく分かりやすく、自分の今後にフィードバックしやすい本でした。また、人との繋がりの重要性についても、がっつりではなく、やんわり伝えているところも読みやすく良かったです。

ニューエリートになれそうか

20%といったところでしょうか。人生の目標を見直して、プロの下で修業をしつつコミュニティを作って独立?はリスクが高すぎて・・・。家族に迷惑を掛けてしまいますし。ますます悩みが深まりすね。(笑)

 

以上如何でしたか。そこまで重い内容の本ではありませんので、今後の人生を軽く見つめ直したい方には最適です。ぜひそのような方は読んでみてください。